英単語の効率的な覚え方|忘れにくい暗記のコツと続け方

2026.06.23
英語学習法

「覚えたはずの単語を、すぐ忘れてしまう」「単語帳が続かない」——英単語の暗記で、こんな悩みを抱える方は多いはずです。結論から言えば、英単語は「繰り返し」と「使うこと」で記憶に残ります。一度で完璧に覚える必要はありません。むしろ、忘れることを前提に、忘れかけたころに復習するのが効率的です。本記事では、忘れにくい暗記のコツと続け方を整理します。

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INDEX目次

結論|単語は「繰り返し」と「使う」で記憶に残る

単語を覚えられないのは、あなたの記憶力のせいではありません。やり方が、記憶の仕組みに合っていないだけです。仕組みを知れば、暗記はぐっと楽になります。まずは、なぜ忘れるのかを押さえましょう。

記憶は時間とともに薄れる → 復習で定着を取り戻す

覚えた直後

記憶のピーク

翌日

1回目の復習

3日後

2回目の復習

1週間後

3回目の復習

2週間後

4回目の復習

何もしなければ翌日には大半を忘れる。「忘れかけ」のタイミングで復習すると、少ない回数で長く記憶を保てる。

なぜ単語はすぐ忘れるのか

人の記憶は、時間とともに薄れていきます。覚えた直後がピークで、何もしなければ、翌日には大部分を忘れてしまいます。これは誰にでも起きる、脳の自然な働きです。

つまり、一度覚えただけで忘れるのは、当たり前のことなのです。「自分は記憶力が悪い」と落ち込む必要はまったくありません。問題は記憶力ではなく、「忘れる前提で復習する」という発想が抜けていることにあります。

「覚える」より「忘れない」という発想

効率的に単語を身につける鍵は、発想の転換にあります。「一度で完璧に覚える」のではなく、「忘れかけたころに思い出す」ことを繰り返すのです。

脳は、「思い出そうと頑張った情報」を大事なものと判断し、記憶に残そうとします。だから、忘れかけたタイミングで思い出す作業こそが、定着を生みます。完璧に覚えてから次に進むより、あいまいなまま何度も回すほうが、結果的に速く身につきます。

この記事の前提

最初にお断りしておくと、覚えるペースには個人差があります。年齢や、もともとの語彙量によっても変わります。特定の成果を保証するものではありません。

ここでお伝えするのは、記憶の仕組みに沿った一般的な方法です。自分に合いそうなものから、気軽に取り入れてみてください。

覚えやすくする5つのコツ

同じ時間をかけても、やり方しだいで定着率は大きく変わります。暗記が苦手な人でも使える、覚えやすくする5つのコツを紹介します。

例文ごと覚える

1つめは、例文ごと覚えることです。単語だけを切り離して覚えると、使い方が分からず、すぐ忘れます。例文の中で覚えると、意味も使い方も一緒に頭に入ります。

たとえば “apply” を単独で「申し込む」と覚えるより、”apply for a job”(仕事に応募する)と覚えるほうが、記憶に残ります。文脈があると、記憶のフックが増えるからです。単語帳を使うときも、例文に必ず目を通しましょう。

五感を使う(音読・書く・聞く)

2つめは、五感を使うことです。目で見るだけより、声に出し、書き、音を聞くほうが、記憶に残りやすくなります。複数の感覚を使うほど、記憶のルートが増えるからです。

特におすすめなのが音読です。単語と例文を声に出すと、発音も一緒に覚えられて一石二鳥です。黙って眺めるだけの暗記から、口と耳を使う暗記に変えるだけで、定着率は変わります。

イメージや関連で結びつける

3つめは、イメージや関連づけです。単語を、絵や場面、すでに知っている言葉と結びつけると、忘れにくくなります。

たとえば、似た音の日本語と結びつけたり、その単語が使われる場面を思い浮かべたりします。バラバラの情報より、つながった情報のほうが、脳は記憶しやすいのです。語源でグループ分けして覚えるのも、有効な方法です。

少量を高速で何度も回す

4つめは、回し方です。10個の単語を1回じっくりやるより、同じ10個を高速で5回回すほうが定着します。1回あたりは雑でかまいません。

完璧に覚えてから次へ、ではなく、あいまいなまま何度も触れる。これが、忘れにくくするコツです。1単語に時間をかけすぎず、テンポよく回しましょう。回数こそが、記憶を作ります。

寝る前に覚える

5つめは、覚えるタイミングです。記憶は、睡眠中に整理され、定着すると言われています。だから、寝る直前に覚えると、記憶に残りやすくなります。

寝る前の5分で単語に触れ、翌朝に軽く復習する。このリズムは、多くの人に効果があります。スマホを見て夜更かしする代わりに、単語を眺める習慣にしてみてはいかがでしょうか。

忘れない復習のタイミング

暗記でいちばん大切なのは、覚え方より「復習のタイミング」です。人は忘れる生き物なので、忘れかけたころに復習するのが、最も効率的です。具体的なタイミングを見ていきましょう。

忘れない単語暗記チェックリスト

復習は「忘れかけ」のときが効く

復習は、タイミングがすべてです。覚えた直後に復習しても、まだ覚えているので効果は薄い。逆に、完全に忘れてからでは、ゼロからやり直しになります。

いちばん効くのは、「忘れかけた」タイミングです。思い出そうと少し頑張る、その負荷が記憶を強くします。「あれ、なんだっけ」と感じるくらいが、ちょうどいい復習のサインです。

間隔をあけて繰り返す

効率的なのは、間隔を少しずつ広げて復習することです。たとえば、覚えた翌日、3日後、1週間後、2週間後、というように間隔をあけて繰り返します。これを間隔反復と呼びます。

回を重ねるごとに、忘れにくくなっていきます。最初は短い間隔で、定着してきたら間隔を広げる。これにより、少ない回数で長く記憶を保てます。やみくもに毎日同じ単語を見るより、ずっと効率的です。

アプリで復習を自動化する

間隔反復を手動で管理するのは大変です。そこで便利なのが、復習タイミングを自動で調整してくれる単語アプリです。多くのアプリが、忘れかけたころに自動で出題してくれます。

自分で「いつ復習するか」を考えなくていいので、続けやすくなります。通勤中などのすき間時間に、アプリで数分回すだけ。この手軽さが、継続を支えてくれます。リスニングと組み合わせる学習法は英語リスニングの勉強法でも触れています。

覚えた単語を「使える」状態にする

単語は、覚えただけでは話せるようになりません。覚えた単語を、実際に使ってこそ「使える語彙」になります。最後の仕上げの工夫を紹介します。

覚えるだけでは話せない

単語を知っていることと、会話で使えることは、別のスキルです。テストでは書けるのに、会話ではとっさに出てこない。これは「覚えた」が「使える」になっていないからです。

使える語彙に変えるには、実際に口に出して使う経験が必要です。インプットした単語を、アウトプットで定着させる。この一手間が、語彙を「死んだ知識」から「生きた言葉」に変えます。

会話で使って定着させる

覚えた単語を使う、手軽な場がAI英会話です。相手がAIなので、間違えても恥ずかしくありません。覚えたての単語を、どんどん会話で試せます。

一度自分で使った単語は、ぐっと忘れにくくなります。使って通じた経験が、強い記憶のフックになるからです。会話のなかで自然に出てきた単語は、場面や感情とセットで記憶されます。だから、机の上で100回書くより、一度の実戦で使うほうが、強く残ることも少なくありません。選び方はAI英会話アプリのおすすめ比較をご覧ください。人を相手に使いたくなったら、オンライン英会話の出番です。

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無理なく続けるコツ

続けるコツは、量を欲張らないことです。1日10個でも、毎日続ければ1か月で300個になります。多すぎる目標は、挫折のもとです。

通勤中にアプリ、寝る前に5分、と生活に組み込むのも効果的です。完璧を目指さず、「ゼロの日を作らない」ことを優先してください。学習法全体は英語が話せるようになるにはでも整理しています。

よくある質問(FAQ)

英単語の覚え方について、よくいただく質問をまとめました。

1日に何個覚えればいい?

まずは1日10〜20個を目安にしましょう。大事なのは、覚えた数より「復習して定着させる」ことです。新しい単語を増やしすぎると復習が回らなくなるので、無理のない量で続けるのがコツです。

単語帳とアプリ、どっちがいい?

どちらにも良さがあります。アプリは復習タイミングを自動管理してくれて、すき間時間に向いています。単語帳は全体像をつかみやすく、書き込みもできます。両方を併用し、メインをアプリ、確認を単語帳、と使い分けるのもおすすめです。

発音も一緒に覚えるべき?

はい、おすすめします。発音とセットで覚えると、リスニングで聞き取れるようになり、会話でも使えます。音声つきの教材やアプリを使い、音読しながら覚えると、定着もよくなります。

すぐ忘れるのは普通?

まったく普通です。人の脳は、忘れるようにできています。一度で覚えられないのは当たり前なので、落ち込む必要はありません。忘れかけたころに復習する、を繰り返せば、自然と定着していきます。

何語覚えれば話せるようになる?

日常会話なら、よく使う2,000〜3,000語ほどが一つの目安と言われます。ただし、数を追うより「使える単語」を増やすことが大切です。少ない単語でも、使いこなせれば会話は成り立ちます。

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イングリッシュコンパス編集部

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