「英語をやり直したいけど、文法をすっかり忘れてしまった」——そんな大人の方は多いはずです。結論から言えば、英文法のやり直しは「中学英語」から順番にやるのが近道です。いきなり分厚い文法書に挑むと、挫折します。実は、英会話の土台になる文法の多くは、中学レベルで十分。本記事では、基礎から無理なく学び直す順番とコツを整理します。
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結論|英文法のやり直しは「中学英語」から順番に
文法のやり直しでつまずく人の多くは、難しいところから手をつけてしまいます。でも、本当に大切なのは基礎です。土台を固めれば、英語はぐっと分かりやすくなります。まずは、なぜ文法でつまずくのかを押さえましょう。
中学英語の基礎
be動詞・一般動詞・時制・疑問文/否定文を固める
英文の型(文型)
SVOなど語順を理解し、文の構造を見抜く
苦手を深掘り
時制・前置詞など、つまずく項目に絞って攻略
なぜ英文法でつまずくのか
大人が文法でつまずく原因の一つは、基礎があいまいなまま、難しい項目に進んでしまうことです。be動詞と一般動詞の使い分け、時制といった土台がぐらついていると、その上に積み上げる文法も崩れてしまいます。
もう一つの原因は、完璧を目指しすぎることです。すべての文法を細かく覚えようとすると、量に圧倒されて挫折します。学校のテストではないので、隅々まで暗記する必要はありません。まずは、会話でよく使う基礎を、確実に押さえることが大切です。
完璧でなく「使える」を目標にする
文法やり直しのゴールは、文法問題で満点を取ることではありません。「英語を読んだり話したりするときに、困らない」レベルを目指せば十分です。
実際、ネイティブも文法を細かく意識して話しているわけではありません。中学レベルの文法を、感覚的に使えれば、日常会話はかなりカバーできます。完璧主義を手放し、「使えるかどうか」を基準にすると、学び直しはぐっと楽になります。気負わず始めましょう。
この記事の前提
最初にお断りしておくと、理解のペースには個人差があります。もともとの英語力や、学習に使える時間によっても変わります。特定の成果を保証するものではありません。
ここでお伝えするのは、無理なく積み上げるための一般的な順番です。自分のレベルに合わせて、できるところから取り入れてみてください。
どこから始める?やり直しの順番
英文法のやり直しには、効果的な順番があります。あれもこれもと手を広げず、土台から積み上げるのがコツです。3つのステップで進めましょう。
中学英語の基礎を固める
まず取り組むべきは、中学英語の基礎です。be動詞と一般動詞の違い、現在・過去・未来の時制、疑問文や否定文の作り方。この基礎が、すべての土台になります。
「中学レベルなんて簡単」と思うかもしれませんが、あいまいな人は意外と多いものです。たとえば「三人称単数のs」や「過去形と過去分詞の違い」を、自信を持って説明できるでしょうか。中学英語をまとめた1冊の参考書を、最初から通してやり直してみましょう。ここが固まるだけで、英文の理解度が大きく変わります。遠回りに見えて、いちばんの近道です。背伸びして高校範囲に進むのは、土台ができてからで十分です。
英文の型(文型)を理解する
基礎の次は、英文の型、つまり文型です。英語は「誰が・どうする・何を」という語順がはっきりしています。SVO(主語・動詞・目的語)などの型を理解すると、英文の構造が見えるようになります。
文型が分かると、長い文でも「どこが主語で、どこが動詞か」を見抜けます。読むのも、話すのも楽になります。難しく考える必要はありません。「英語は語順が命」という感覚をつかむことが大切です。
苦手な項目に絞って深掘りする
基礎と文型が固まったら、自分の苦手な項目に絞って深掘りします。すべてを完璧にやる必要はありません。つまずくところだけ、重点的に潰していきましょう。
人によって、苦手は違います。時制が苦手な人もいれば、前置詞が苦手な人もいます。問題を解いたり英文を読んだりして、「ここがあいまいだ」と感じた項目を集中的に学び直すのが効率的です。広く浅くより、苦手をピンポイントで攻略しましょう。
つまずきやすい文法項目と攻略法
大人のやり直しで、特につまずきやすい文法項目があります。ここを押さえれば、ぐっと理解が進みます。代表的な3つの難所と攻略法を見ていきましょう。
| つまずく項目 | 攻略のポイント |
|---|---|
| 現在完了 vs 過去形 | 「今とのつながり」があるかで使い分ける。過去形=過去の一点/現在完了=今に影響 |
| 前置詞 | イメージで捉える。at=点/in=空間の中/on=接触 |
| 冠詞(a / the) | 初めて出すなら a、すでに分かっているものなら the |
| 関係代名詞 | 2つの文を1つにつなぐ働き。まず基本パターンを1つ |
| 仮定法 | 現実と違う仮定を表す。後回しでOK・基本形から |
時制(現在完了・過去形の使い分け)
大人のやり直しで、最初の難関が時制です。特に、現在完了形と過去形の使い分けでつまずく人が多くいます。どちらも「過去のこと」を表すように見えるからです。
ポイントは、「今とのつながりがあるか」です。過去形は、過去の一点を表します。一方、現在完了形は、過去の出来事が今に影響している状態を表します。「いつ起きたか」を言いたいなら過去形、「今どうなっているか」を言いたいなら現在完了形。この感覚をつかむと、使い分けが見えてきます。
前置詞・冠詞の感覚
前置詞(at, in, onなど)と冠詞(a, theなど)も、日本人がつまずきやすい項目です。日本語に対応する概念がないため、ルールの丸暗記では対応しきれません。
前置詞は、イメージで捉えるのがコツです。atは「点」、inは「空間の中」、onは「接触」。このコアイメージを持つと、応用が効きます。冠詞は、「初めて話題に出すならa、すでに分かっているものならthe」が基本です。完璧を目指さず、よく使うパターンから慣れていきましょう。
関係代名詞・仮定法
関係代名詞と仮定法は、少し複雑なので後回しでかまいません。ただ、英文を読んだり、少し込み入ったことを話したりするには、知っておくと便利です。
関係代名詞は、「2つの文を1つにつなぐ」働きをします。仮定法は、「現実と違う仮定」を表します。どちらも、最初は1つの基本パターンだけ覚えれば十分です。基礎が固まってから取り組めば、それほど難しくありません。焦らず、土台を作ってから挑みましょう。
文法を「使える」状態にする
文法は、知っているだけでは話せるようになりません。覚えた文法を、実際に使ってこそ「使える文法」になります。最後の仕上げの工夫を紹介します。
文法は会話で使って定着させる
文法を本当に身につけるには、使うことが欠かせません。参考書で理解した文法も、口に出して使わなければ、会話では出てきません。知識と運用は別物なのです。
手軽に文法を使う練習ができるのが、AI英会話です。相手がAIなので、間違えても恥ずかしくありません。学んだ文法を意識して、どんどん文を作ってみましょう。使ううちに、文法が考えなくても出てくるようになります。選び方はAI英会話アプリのおすすめ比較をご覧ください。
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例文ごと身につける
文法は、ルールだけを覚えても使えません。例文ごと覚えるのが効果的です。たとえば現在完了形なら、”I have just finished it.”(ちょうど終えたところ)のように、使える例文をまるごと頭に入れます。
例文があると、いざというときに応用できます。ルールを思い出して文を組み立てるより、覚えた型を当てはめるほうが速いからです。よく使う例文をいくつか暗記しておくと、会話でスムーズに文法を使えます。
無理なく続けるコツ
文法のやり直しは、一気にやろうとすると挫折します。1日1項目、15分でもかまいません。少しずつ進めるほうが、結局は身につきます。
完璧を目指さず、「だいたい分かればOK」で先に進みましょう。あいまいなところは、何度も出てくるうちに自然と固まります。やり直し英語の全体像は大人のやり直し英語におすすめの勉強法でも整理しました。話せるようになる道筋は英語が話せるようになるにはも参考にしてください。
よくある質問(FAQ)
英文法のやり直しについて、よくいただく質問をまとめました。
何から始めればいい?
まずは中学英語の基礎からです。be動詞と一般動詞、時制など、土台になる項目を1冊の参考書でやり直しましょう。簡単に思えても、ここがあいまいな人は多いものです。基礎が固まると、その先がスムーズに進みます。
参考書は何冊やればいい?
何冊も手を出すより、中学英語をまとめた1冊を完璧にするのがおすすめです。1冊をやり込んでから、必要に応じて高校レベルや苦手分野の参考書を足しましょう。あれこれ買って中途半端になるのが、いちばんもったいないパターンです。
文法用語は覚えるべき?
すべて覚える必要はありません。「現在完了」「関係代名詞」など、参考書を読むのに必要な基本用語だけ分かれば十分です。用語の暗記より、実際に使えるかどうかを優先しましょう。
どれくらいの期間で終わる?
中学英語のやり直しなら、1日15〜30分で2〜3か月が一つの目安です。ただし個人差があります。期間より、毎日続けて確実に積み上げることを優先してください。一度やり直せば、その土台は一生ものです。焦らず、自分のペースで進めましょう。
会話に文法は必要?
ある程度は必要です。文法は、言いたいことを正しく組み立てる「設計図」だからです。ただし完璧である必要はありません。中学レベルの文法を使えれば、日常会話はかなりカバーできます。文法と会話練習を、並行して進めるのが効果的です。